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光源氏物語傳來史

書名かな ひかるげんじものがたりでんらいし
著者(編者)名 著 者:上原作和
校閲者:山岸健二
著者(編者)名かな ちょしゃ:うえはらさくかず
こうえつしゃ:やまぎしけんじ
ISBNコード 978-4-8386-0256-8
本体価格 4,000円
税込価格 4,400円
判型 A5判上製カバー装
頁数 318頁
刊行日 2011年11月19日
在庫 残部僅少
はじめに
一 源氏物語の時代
 物語作家誕生
  1 紫式部、倫子家女房説をめぐって
  2 物語を書く女
  3 父亡き賢子の家
  4 彰子後宮への初出仕
  5 後宮女房・藤式部―日記の存在について
  6 紫式部の身分 私的上臈女房として
  7 中宮彰子と紫式部
  8 物語を書く女―作家・紫式部の誕生
  9 清少納言と小馬のこと
 『源氏の物語』誕生
  1 豪華本作成の意味
  2 昭和の源氏「成立論」の時代
  3 『源氏物語』の浄書本と草稿本
二 「廿巻本『源氏物語絵巻』」詞書の本文史
   ―「〈摂関家伝領本〉群」と別本三分類案鼎立のために
  1 徳川・五島本『源氏物語絵巻』の成立史論
  2 『源氏物語絵巻』詞書の本文批判
  3 摂関家傳來本系『源氏物語』の本文史
  4 摂関家傳來の『源氏物語』本文史
  5 古伝本系別本第一類=摂関家傳來本系本文の価値
三 「秘伝」から「秘説」へ
   ―『原中最秘鈔』の學史と學統
  1 『原中最秘鈔』の研究史
  2 広本『原中最秘鈔』注釈稿
  3 『原中最秘鈔』の成立
四 源平政権交代史の幻影
   ―『太平記』外伝
  1 歴史叙述の政治性
  2 もうひとつの『太平記』
  3 御三家・紀州徳川家の論理
五 伝阿仏尼等筆本『源氏物語』傳來史
  1 阿仏尼本『源氏物語』研究史
  2 池田亀鑑と伝阿仏尼等筆本『源氏物語』
  3 鎌倉時代 小倉山荘から伏見宮へ
  4 江戸時代 伏見宮から紀州徳川家へ
  5 昭和時代 売立で神戸、そして東洋大学図書館へ
六 佐渡時代の大島本『源氏物語』と桃園文庫
  1 高木文と田中とみ
  2 大島本『源氏物語』の成立事情
  3 佐渡田中家と大島本『源氏物語』
  4 鈴木重嶺と勝海舟、そして大島本『源氏物語』
  5 吉見正頼と『源氏物語』
  6 桃園文庫の雅康臨模本『源氏物語』五四帖青焼き写真複製本文
七 〈戦国時代〉の『源氏物語』本文史研究
  1 「帚木」巻の本文─続貂
  2 近代の「伝阿仏尼等筆本」校訂本文
  3 駿河御譲本と『源氏物語』傳來史
  4 飛鳥井源氏学と『源氏物語』學藝史
  5 佐々木《大島本》本文批判定位の問題
八 『源氏物語』本文研究誌列伝
  1 山脇毅 河内本の発見
  2 中村義雄 源氏物語絵巻詞書本文が古伝本系本文であること
  3 阿部秋生 諸本分類の作業仮設
  4 室伏信助 大島本源氏物語の本文研究
  5 伊井春樹 大島本源氏物語本文と校訂方法
九 池田亀鑑と桃園文庫の時代
  1 幻の『源氏物語全註釈』―萩谷朴小伝
  2 水仙の花
  3 『校異源氏物語』の時代―桃園文庫の人物群像
  4 桃園文庫の『源氏物語』
附篇
一 葦手、歌絵を思ひ思ひに書け―書と絵と歌の力と王朝物語の生成
  はじめに
  1 絵物語を読む女
  2 弥生十日の藤壺中宮物語絵合
  3 弥生二十日の物語絵合
  4 「梅枝」巻の物語論
  5 物語作者としての浮舟
  結語
二 『光源氏物語傳來史』を読むための人物誌
  1 徳川・五島本『源氏物語』の系譜
  2 伝阿仏尼等筆本所有者の系譜
  3 大島本成立期所有者の系譜
  4 大島本佐渡時代、貝塚田中家の系譜
  5 大島雅太郎から古代学協会へ
資料
  源氏物語青表紙定家流河内本分別条々
初出一覧
終わりに

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