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『楚辞』と『日本書紀』

─〈こえ〉から「文字」へ─
書名かな そじとにほんしょき ─〈こえ〉から「もじ」へ─
著者(編者)名 黒須重彦 著
著者(編者)名かな くろすしげひこ
ISBNコード 978-4-8386-0185-1
本体価格 3,800円
税込価格 4,180円
判型 四六判上製カバー装
頁数 248頁
刊行日 1999年10月14日
在庫 残部僅少
「こえ」伝統文化と文字表記文化との接触面には、我々の想像を遥かに越えた「事件」が限りなく生起している。この視点から、「日本書紀」及び「楚辞」成立の具体を追う。
序にかえて―偽書ということ―
第一章 『日本書紀』成立の経緯
      ―「日本記などは、かたそばぞかし」
  一 「旧辞」について
  二 『日本書紀』成立過程―
      ―『先代舊事本紀』と『古事記』―
   ○「記録」ということ
     ◇『日本書紀』成立過程図
   1 諸家之所?帝紀及本辞
   2 天皇家の「本辞(旧辞)」→稗田阿礼誦習
   3 『古事記』太安万侶撰録
   4 「帝紀1」~「帝紀n」
   5 『日本書紀』の「一書曰」
   6 本辞(旧辞)
   7 再度、『古事記』太安万侶撰録
   8 『先代舊事本紀』(天皇家の「帝紀」)
   9 『古事記』から『日本書紀』への八年間
  三 関連諸事項をおって
   1 「推古紀」廿八年の「記録」
   2 「天武紀」十年三月十八日の記録
   3 再度、「帝紀」について
   4 再度、『古事記』について
   5 「記」と「紀」―「応神記」と「応神紀」―
  四 『日本書紀』の書名について

第二章 『楚辞』は、いかなる作品群か
     ─文辞並発、故世伝楚辞
 前書き―第一章との関連を通して―
  一 『楚辞』成立の経緯
   1 『史記』初出の「楚辞」という語
   2 『漢書』における『楚辞』と「楚詩」
   3 『史記』における『楚辞』
   4 『楚辞』の成立過程
    A屈原
    B淮南王安と厳助・朱買臣
      ◇『楚辞』成立関係図
    C司馬遷
    D王褒と九江被公
    E劉向
    F班固
    G王逸
  二 古典化していく『楚辞』
   〇「作」とは、どういう ことか
     ◇『楚辞』内在化変容図
   〇「改易」という語
   〇作懐沙之賦其辞曰
   〇「九歌」
   〇「天問」
   〇「九章」
   〇「招魂」
   〇「遠遊」
   〇「招隠士」
   〇『楚辞章句』の一面
   〇賈誼
   〇宋玉
   〇孫卿賦
   〇僧道騫―叶韻か方言か―
  三 『楚辞』が翻訳文学であることの一証左
      ―人称代名詞を中心に―
   1 伝統的自称代名詞
   2 「武鳴土語」と『猺語」の漢字表記
      ◇『ウエベケレ集大成』図版
      ◇武鳴造字法一覧
      ◇『武鳴土語』図版
      ◇『広西猺歌記音』図版 
   3 『楚辞』が翻訳文学であることの痕跡
      ―自称代名詞を中心に―
   4 特に「我」について
結びの章―大義粲然
    ◇『楚辞』関係年譜
後書き
索引

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