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院政期説話集の研究

書名かな いんせいきせつわしゅうのけんきゅう
著者(編者)名 伊東玉美 著
著者(編者)名かな いとうたまみ
ISBNコード 978-4-8386-0158-5
本体価格 7,767円
税込価格 8,544円
判型 A5判上製函入
頁数 285頁
刊行日 1996年4月25日
在庫 品切れ中
本書は『古事談』各巻の構成を綿密に分析し、その作業を通じてこの作品の説話文学史における位置を見定めようとし、併せて『古事談』と同じく言談の文学の系列に立つ『中外抄』『富家語』の性格をおさえ、それらに関った中原氏や高階氏が平安末期から中世初頭にかけての文学史において果たした役割を考察した。
第一部 『古事談』の研究
 第一章 『古事談』の成立と本文
 第二章 『古事談』巻一王道后宮の構成
  第一節 巻一王道后宮の収載話
  第二節 後三条天皇記事群の検討
  第三節 一条天皇記事群の検討
  第四節 王道の叙述
 第三章 『古事談』と『中外抄』・『富家語』
 第四章 『古事談』巻二臣節・巻三僧行の構成
  第一節 巻二の構成 別表巻二臣節の全標題と記事配列
  第二節 巻三の構成
 第五章 『古事談』の勇士像
  第一節 貴族の見た勇士像
  第二節 説話集の勇士像
  第三節 勇と武
  第四節 巻四の巻頭・巻末話
 第六章 『古事談』巻五・巻六の構成─『古事談』の展望
  第一節 人の世界、事物の世界
  第二節 巻頭・巻末話の選択─はじめとおわり
  第三節 『古事談』の展望─説話文学史との往還

第二部 『中外抄』・『富家語』と院政期中源氏の基礎的研究
 第一章『中外抄』・『富家語』の基礎的研究
 第二章 院政期局務象中原氏の基礎的研究
 第三章 故実説話のメカニズム
結語に代えて─故実説話から見た説話文学史
 『古事談』説話番号・標題一覧
 参考文献一覧
 概発表論文と本書との関係
 あとがき
 索引

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