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研究書(文学系) 詳細
源氏物語の享受資料
―調査と発掘―
書名かな | げんじものがたりのきょうじゅしりょうちょうさとはっくつ |
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著者(編者)名 | 中野幸一 編 |
著者(編者)名かな | なかのこういち |
ISBNコード | 978-4-8386-0175-2 |
本体価格 | 13,592円 |
税込価格 | 14,951円 |
判型 | A5判上製函入 |
頁数 | 502頁 |
刊行日 | 1997年11月20日 |
在庫 | 残部僅少 |
『源氏物語』が、成立後一千年もの長い間に、多くの人々によって様々な形で受け入れられてきた様相は、一口に影響とか受容とかの言葉では言い尽くせないほどに多様である。
現在その受容の実態を知ることのできる記録や作品や資料はおそらく実状のごく一部に過ぎないであろうが、それでも注意して見れば、まだ量的には相当数に上るものと思われる。
これらは今のうちに整理しておかなくては、時の流れとともに次第に亡佚していくことは必定であろう。そんな危機感もあって、それらを自分なりに整理してみようと思うようになった。
本書はその整理、調査の仕事の中から、今まで折々に紹介してきた享受資料に、新たな偶目し得た未紹介の資料を加え、さらに資料の解題、目録などを添えて一書としたものである。
現在その受容の実態を知ることのできる記録や作品や資料はおそらく実状のごく一部に過ぎないであろうが、それでも注意して見れば、まだ量的には相当数に上るものと思われる。
これらは今のうちに整理しておかなくては、時の流れとともに次第に亡佚していくことは必定であろう。そんな危機感もあって、それらを自分なりに整理してみようと思うようになった。
本書はその整理、調査の仕事の中から、今まで折々に紹介してきた享受資料に、新たな偶目し得た未紹介の資料を加え、さらに資料の解題、目録などを添えて一書としたものである。
Ⅰ 中世資料
一、猪苗代兼載筆『源氏一部抜書』
二、細川幽斎筆『一葉抄』「槙柱」の巻
三、中院通勝筆『源氏物語絵詞』
四、伝高倉範音筆『源氏抜書并歌口傳』
五、異本『雲がくれ』
六、白描『源氏物語絵巻』
一、猪苗代兼載筆『源氏一部抜書』
二、細川幽斎筆『一葉抄』「槙柱」の巻
三、中院通勝筆『源氏物語絵詞』
四、伝高倉範音筆『源氏抜書并歌口傳』
五、異本『雲がくれ』
六、白描『源氏物語絵巻』
Ⅱ 近世資料
一、橘守部筆稿本『源語類聚鈔』
二、福田美楯筆『玉廼小櫛』
三、藤原明恒著『源氏薫香孝』
四、井上好春著『源氏雨夜立聞』
五、近世初期写『源氏物語抄』
六、成島筑山自筆稿本『紫史吟評』
七、『源語畧説』
八、「源氏十二月詞」「源氏長歌」その他
九、源氏物語の袖珍本
一、橘守部筆稿本『源語類聚鈔』
二、福田美楯筆『玉廼小櫛』
三、藤原明恒著『源氏薫香孝』
四、井上好春著『源氏雨夜立聞』
五、近世初期写『源氏物語抄』
六、成島筑山自筆稿本『紫史吟評』
七、『源語畧説』
八、「源氏十二月詞」「源氏長歌」その他
九、源氏物語の袖珍本
十、住吉如慶画『源氏物語扇面画帖』
十一、土佐光成画『源氏物語若菜巻絵巻』
Ⅲ 享受資料解題と目録
一、近世出版の『源氏物語』の享受資料
二、源氏流生花書解題
三、錦絵「源氏絵」総目録
四、「源氏双六」「源氏絵合」「源氏かるた」解題
あとがき
Ⅲ 享受資料解題と目録
一、近世出版の『源氏物語』の享受資料
二、源氏流生花書解題
三、錦絵「源氏絵」総目録
四、「源氏双六」「源氏絵合」「源氏かるた」解題
あとがき