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源氏物語と王朝世界

―中古文学論攷 第二十号―
書名かな げんじものがたりとおうちょうせかい ちゅうこぶんがくろんこうだいにじゅうごう
著者(編者)名 早稲田大学大学院中古文学研究会 編
著者(編者)名かな わせだだいがくだいがくいんちゅうこぶんがくけんきゅうかい
ISBNコード 978-4-8386-0190-5
本体価格 8,000円
税込価格 8,800円
判型 A5判上製カバー装
頁数 350頁
刊行日 2000年3月4日
在庫 残部僅少
【目次】
二十周年を迎えて…………中野幸一
古今集「花の歌群」(九〇~一一八)の特質
  ―四季歌の表現と関わり―……人見恭司

蜻蛉日記の「鶯」
  ―歌語からひらかれてゆく表現世界―……斎藤菜穂子
蜻蛉日記中巻の独詠歌についての一考察……施 旻
『紫式部日記』の表現
  ―「いまめかし」をめぐって(1)―……村井幹子
成尋の門出繰り上げについて
  ―『成尋阿闍梨母日記』を読む―……岡崎和夫
枕草子「~は」型章段の脱和歌的方法
  ―設題の問題を中心に―……順 粉

『竹取物語』と神仙思想
  ―見捨てられた不死薬―……岡部明日香
うつほ物語 宰相の君母子の物語の意味
  ―楼の上上巻冒頭部を中心にして―……高野英夫
『源氏物語』絵合巻の表現方法……栗山元子
「朝顔」巻について……石井一良
玉鬘十帖の鬚黒について(2)
  ―結婚前の人物像を中心に―……縄野邦雄
『源氏物語』晩年の光源氏
―若菜下巻における諸事件をめぐっての光源氏の感嘆を始点に―……松木典子
光源氏の最後の「光」―幻巻論―……陣野英則
早蕨・宿木・東屋巻より中の君の人生……青井紀子
ウェイリー書き入れ本『源氏物語』についての覚え書き……緑川真知子
『権中納言実材母集』の『源氏物語』巻名続歌について……尾上美紀
『いはでしのぶ物語』開巻部の表現機構
  ―一条院の桜・南殿の桜をめぐって……横溝 博
『しのびね』論……大倉比呂志

藤原公衡伝拾遺……兼築信行
伊勢物語第六十三段「百年に」の歌の解釈について……山田利博
『蜻蛉日記』から『更級日記』へ―初瀬詣で―……福家俊幸
若菜巻における源氏と藤壺の贈答歌
  ―藤原実方歌との関わりについて―……吉見健夫
『明月記』天福元年三月廿日条の散佚物語について……木戸久二子
「白鳥処女譚」から「しのび音型」へ……助川幸逸郎

 『中古文学論攷』二十年のあゆみ
 編集後記

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