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研究書(文学系) 詳細
清水好子論文集 第三巻
王朝の文学
書名かな | しみずよしころんぶんしゅうだいさんかんおうちょうのぶんがく |
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著者(編者)名 | 山本登朗/清水婦久子/田中登 編 |
著者(編者)名かな | やまもととくろう/しみずふくこ/たなかのぼる |
ISBNコード | 978-4-8386-0274-2 |
本体価格 | 3,500円 |
税込価格 | 3,850円 |
判型 | A5上製カバー装 |
頁数 | 384頁 |
刊行日 | 2014年9月10日 |
在庫 | 在庫あり ※10冊以上購入ご希望の場合には別途ご連絡下さい。 |
清水好子のエッセンス
源氏物語と紫式部の研究において、清水好子氏(1921~2004年)の功績は大きい。
源氏物語のみならず、女性学や歴史・文化に関わる幅広い活動と著作がある。
今回はその中から、現在では入手困難になってしまった選りすぐりの学術論文にテーマを絞り、源氏物語関係の論文は年代順にして第一巻と第二巻に、また源氏物語以外の論文は作品・ジャンルごとに拝謁して第三巻に収めた。
本論文集全三巻によって、一研究者の軌跡を知り、個々の論とその後の展開を、冷静かつ客観的に読み直し、研究者諸氏の今後の研究に活かしていただくよう願うものである(巻頭言より抜粋)。
【枕草子】
43 枕草子の言葉の使い方
44 典型創造の意図─枕草子の文体・敬語論─
45 宮廷文化を創る人─定子皇后の役割─
46 枕草子と源氏物語
47 清少納言と紫式部
48 紫式部と清少納言
【日記】
49 紫式部論
50 日記文学の文体
51 藤原道長
52 王朝女流日記と物語
53 政治家藤原行成とその環境─蔵人頭時代について─
54 和泉式部日記の基調
55 女流日記の系譜と紫式部・和泉式部
─伊勢集冒頭の女房日記としての重み─
56 和泉式部日記の歌
57 王朝女流文学の形成と背景─蜻蛉日記の場合
【私家集・歌物語】
58 文体を生むもの 紫式部論
59 紫式部集の編者
60 『平中物語』解説
61 『平中物語』のわからなさ
62 王朝文学の特質 物語の原型─日本文学史の構想のために
63 私家集のかたち─赤染衛門集の場合─
64 伊勢物語と物語文学─伊勢物語の作り方─
65 伊勢集冒頭「歌日記」の性格─女房日記の原点─
第三巻 初出一覧
第三巻 解説 清水好子、
その豊饒な王朝文学の世界(田中登)
第一巻・第二巻 内容一覧