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よく和歌る源氏物語

書名かな よくわかるげんじものがたり
著者(編者)名 山田利博 著
著者(編者)名かな やまだとしひろ
ISBNコード 978-4-8386-0475-3
本体価格 1,500円
税込価格 1,650円
判型 四六判並製カバー装
頁数 224頁
刊行日 2017年10月28日
在庫 有り
源氏見ざる歌詠みは……

 歌詠みにとって必読の書と言われる『源氏物語』。
 しかし、物語に含まれる795首という『古今集』なみの和歌の数だけを見ても、どこから手をつけたら良いものか、頭を悩ませるところなのかもしれません。
 そこで、本書では肩肘張らずに『源氏物語』の和歌の世界に足を踏み入れられるように、和歌作りに役立つであろうエピソード20話を紹介し、読者を「源氏物語と和歌の世界」へと誘います。
まえがき
1 「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり」
2 現代語訳と和歌
3 源氏物語に見る歌の善し悪し
4 歌の名手・明石御方
5 凄絶な歌・六条御息所
6 源氏物語千年紀
7 手習の君・浮舟
8 紫式部の好きな歌
9 紫式部自身の歌(1)
10 紫式部自身の歌(2)
11 公と私を揺れる歌・藤壺中宮
12 己の本心を教えられる歌・紫上
13 幼い歌・女三の宮
  〘番外編〙その1「古典仮名遣いの話」
  番外編その2「古典文法の話」
14 英訳源氏物語における和歌
15 中国語訳源氏物語における和歌
16 物語の節目を示す歌・光源氏の和歌
17 「迷いの歌」・薫の和歌
18 「花」のある歌・匂宮の和歌
19 物語を「予告」する歌・中の君の和歌
20 本心の読めない歌・大君の和歌
あとがき

詠者別作中和歌一覧

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