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藤原彰子の文化圏と文学世界

書名かな ふじわらしょうしのぶんかけんとぶんがくせかい
著者(編者)名 桜井宏徳/中西智子/福家俊幸 編
著者(編者)名かな さくらいひろのり/なかにしさとこ/ふくやとしゆき
ISBNコード 978-4-8386-0714-3
本体価格 10,000円
税込価格 11,000円
判型 A5判上製カバー装
頁数 438頁
刊行日 2018年10月15日
在庫 品切れ中
後代に強い影響を及ぼした彰子サロンを
あらためて考究する

 藤原彰子の文学活動・文化活動をあらためて考えなおそうという機運が高まっている。
 彰子やその周辺の人々がいかにこの文化圏を創造し、関わりをみせてきたのか。
 これまで貴重な提言を公にしてきた18名の錚々たる研究者が、この芳醇かつ難解な課題に多角的に挑む。


桜井宏徳・中西智子・福家俊幸

妹尾好信  『御堂関白集』の中宮彰子
中丸貴史  『御堂関白記』における藤原彰子
吉井美弥子 女房たちを書きとどめる『紫式部日記』
       ─「女房名」の政治性を超えて─
山本淳子  敦成親王誕生時の「御物怪」記事
       ─『紫式部日記』と『栄花物語』、各々の意図─
福家俊幸  『紫式部日記』の中宮彰子
       ─女房集団との関係─
川名淳子  『紫式部日記』の白の室礼描写
       ─産養時の白綾屏風をめぐって─
津島知明  『紫式部日記』に描かれた彰子後宮
       ─清少納言批判の水脈を辿って─
深沢 徹  忌まわしき〈嵯峨〉のトポス
       ─『源氏物語』の作者紫式部にみる、ひそやかな反逆─
瓦井裕子  六条御息所の弔問歌
       ─さし置くという行為の意味するもの─
中西智子  〈美化〉される藤原彰子像
     ─『栄花物語』いはかげ巻における『源氏物語』賢木巻受容から─
加藤静子・曾和由記子
      『栄花物語』と『紫式部日記』のあいだ 
       ―学習院本がひらく、「初花」巻の新たな読み─
星山 健  『栄花物語』正編、後宮運営に関わる者の系譜上
      における道長
桜井宏徳  『栄花物語』法成寺グループの文体形成
       ─彰子文化圏における仮名散文の問題として─
和田律子   藤原頼通の文化世界領導認識
       ─「高陽院行幸和歌」から「上東門院彰子菊合」へ─
土方洋一  中宮彰子文化圏と『更級日記』
諸井彩子  彰子女房文化の継承
       ─郁芳門院安芸とその集を中心に─
高松百香  興福寺八重桜説話の展開と上東門院

あとがき 桜井宏徳・中西智子・福家俊幸

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