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文学としてのマンガ

書名かな ぶんがくとしてのまんが
著者(編者)名 山田利博 著
著者(編者)名かな やまだ としひろ
ISBNコード 978-4-8386-0488-3
本体価格 2,000円
税込価格 2,200円
判型 四六判並製カバー装
頁数 248頁
刊行日 2020年3月26日
在庫 有り
平安文学の専門家が、
裏専門のマンガ・アニメを語る!

文学とはなにか。それは「作者」が「想像力」によって「虚構の世界を作り」「思想」や「感情」を表現したものではないのか。絵であらわされているか、文字であらわされているかはさほど問題ではない。その証拠に、マンガは特に古典文学に通ずるところがある。『セーラームーン』は『竹取物語』、『魔法少女もの』や『CITY HUNTER』などには「異界」の面影がある。古典と称される文学が有形無形に今に影響を与え、マンガやアニメに奥行を与えてゆく。マンガを読もう。あわせて古典などの文学も読もう。それがどちらもさらに面白く読むコツだといえよう。著者が時間をかけて楽しんだ結果を皆様に。
目  次

 はじめに
第一章 文学の新しい定義
第二章 現代版『竹取物語』・セーラームーン
第三章 現代マンガにおける異界
第四章 麻宮騎亜原作『コレクター・ユイ』
第五章 時と向き合った諸作品
第六章 「引用」について
第七章 テレビゲーム「サクラ大戦」の文学性
第八章 渡瀬悠宇『ふしぎ遊戯』の構成美
第九章 引用の織物としての『犬夜叉』(高橋留美子作)
第十章 新旧「セーラームーン」アニメの比較による
      ジェンダー理解の変容
第十一章 今も残る「異界」
      ─『スター☆トゥインクルプリキュア』と
       『宇宙戦艦ヤマト2202』をサンプルに
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