ホーム > 書籍案内 > 研究書(文学系) > 大和物語の達成─「歌物語」の脱構築と散文叙述の再評価
研究書(文学系) 詳細
大和物語の達成─「歌物語」の脱構築と散文叙述の再評価
武蔵野書院創業百周年記念企画
書名かな | やまとものがたりのたっせい―「うたものがたり」のだつこうちくとさんぶんじょじゅつのさいひょうか |
---|---|
著者(編者)名 | 東原伸明/山下太郎 編著 |
著者(編者)名かな | ひがしはらのぶあき/やましたたろう |
ISBNコード | 978-4-8386-0490-6 |
本体価格 | 3,000円 |
税込価格 | 3,300円 |
判型 | 四六判上製カバー装 |
頁数 | 400頁 |
刊行日 | 2020年5月20日 |
在庫 | 有り |
はじめに─『大和物語』の再評価を求めて─ 山下太郎
Ⅰ 『大和物語』自身の達成
『大和物語』第149段の〈語り〉と言説分析
─散文叙述への意思と「歌徳譚」の決別あるいは
伊勢物語』第23段の脱構築― 東原伸明
『大和物語』の創り出しているもの
─「歌物語」から「物語」へ─ 辻 和良
「女からの贈歌」研究への疑義
─『大和物語』を起点として─ 星山 健
『大和物語』の「となむありける」
─〈歌物語〉の生成─ 山下太郎
『大和物語』柔子内親王関連章段における一考察
─省筆を起点にして─ 勝亦志織
「霞ならねど立ちのぼりけり」考
─『大和物語』一四六段をめぐって─ 亀田夕佳
『大和物語』の創作性一斑
─第六十六~六十八段論─ 玉田沙織
右近関係段
─特徴付けられた人物設定について 近藤さやか
『大和物語』八十九段の和歌表現と構成についての考察
内藤英子
「妻」たちの恋愛譚
─『大和物語』の妻が拓く物語─ 池田大輔
Ⅱ 『大和物語』からの達成
プレテクスト『大和物語』の想像力と創造力
─『源氏物語』「若紫」巻の 注釈・引用・話型─
東原伸明
方法としての歌語り
─『大和物語』の語りから『源氏物語』帚木三帖へ─
水野雄太
紀貫之と併記の方法
─大和物語二十八段を起点として─ 原 豊二
Ⅲ 『大和物語』達成の意義
『大和物語』における〈記録〉の方法
─歌話採録に見える戦略─ 勝亦志織
Ⅳ 『大和物語』達成のために
大和物語研究史素描
─〈歌語り〉と〈歌物語〉、その往還─
(付:参考文献目録) 山下太郎
Ⅴ 特別寄稿 海外通信
イェール大学大学院における日本古典文学研究私情
─モノの視点が語ること─ ローレン・ウォーラー
あとがき 東原伸明
和文・英文要旨(Abstracts)
執筆者紹介