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日清戦争以前の日本語

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日本文学の原風景

書名かな にほんぶんがくのげんふうけい
著者(編者)名 田村 由美子 著
著者(編者)名かな たむらゆみこ
ISBNコード 978-4-8386-0491-3
本体価格 3,000円
税込価格 3,300円
判型 A5判並製カバー装
頁数 364頁
刊行日 2020年11月22日
在庫 有り
いにしえの史跡を旅し
日本の風土に深く根差した
古典文学の原風景を逍遥する

「旅」で訪れた現地の風景に、日本の古典文学作品の原風景を発見し、さらに著者の古典学習の原点である『源氏物語』についての気づきを独自の切り口と多様な視点から探究する。くわえて、これら古典文学の背景にある日本独特の文化を、アメリカ人に紹介した文化交流の実践記録としてまとめた。



Ⅰ 日本文学の原風景
   〇はじめに
 一 近江紀行
   ㈠ 序章
   ㈡ 石山寺
   ㈢ 義仲寺
   ㈣ 岩間寺
   ㈤ 三井寺
   ㈥ 浮御堂 

 二 竹生島紀行─近江、ふたたび─
   ㈠ 序章
   ㈡ 竹生島
   ㈢ 都久夫須麻神社(竹生島神社)と宝厳寺
   ㈣ 竹生島にかかわる伝承と文学
   ㈤ 竹生島観光を終えて
 
 三 知るも知らぬも逢坂の関─みたび、近江─
   ㈠ 序章
   ㈡ 村社─蝉丸神社
   ㈢ 逢坂の関─記念公園
   ㈣ 関蝉丸神社─上社
   ㈤ 逢坂山安養寺
   ㈥ 関蝉丸神社─下社
   ㈦ 終章
 
 四 鳴るは滝の水
   ㈠ 化野念仏寺
   ㈡ 大覚寺
   ㈢ 鳴滝
   ㈣ 般若寺跡
   ㈤ 円融天皇陵

 五 初瀬紀行─心うるおす水の旅─
   ㈠ 序章
   ㈡ 与喜山と初瀬山
   ㈢ 長谷寺
   ㈣ 仁王門と登廊、宗宝蔵
   ㈤ 二本の杉
   ㈥ 玉鬘の大銀杏
   ㈦ 貫之故里の梅
   ㈧ 芭蕉句碑
   ㈨ 本堂と本尊
   ㈩ 大講堂の大画軸
   (十一)初瀬を呼吸する

 六 比叡への道─源信追慕の旅─
   ㈠ 序章
   ㈡ 東塔
   ㈢ 横川
   ㈣ 西塔
 
 七 三尾─青もみじ紀行─
   ㈠ 序章
   ㈡ 高雄(尾)山神護寺
   ㈢ 槙尾山西明寺
   ㈣ 栂尾山高山寺

 八 京阪紀行─阪南と洛西の旅─
  1 初日、阪南の旅
   ㈠ 序章
   ㈡ 信太の森と葛葉稲荷神社
   ㈢ 信太の森ふるさと館と聖神社
   ㈣ 堺市の市役所からの眺め
   ㈤ 千利休と与謝野晶子生家跡
   ㈥ 住吉大社
  2 二日目、嵐電沿線の旅
   ㈠ 蚕の社
   ㈡ 車折神社
   ㈢ 鹿王院
   ㈣ 桂川と法輪寺
   ㈤ 小倉百人一首殿堂 時雨殿
 
 九 大原にて惟喬親王を思う
   ㈠ 序章
   ㈡ 惟喬親王墓所
   ㈢ 小野御霊神社
   ㈣ 大原の風景
 
 十 歌枕と伝承の地を訪ねて(1)
    ─大江山、酒呑童子の霊験─
   ㈠ 序章
   ㈡ 大枝山「老ノ坂」と首塚大明神
   ㈢ 首塚に関わる人物について
   ㈣ 酒呑童子について
   ㈤ 子安地蔵尊
 
 十一 歌枕と伝承の地を訪ねて(2)
     ─ちはやぶる神代も聞かぬ、竜田川─
   ㈠ 序章
   ㈡ 竜田川と三室山へ
   ㈢ 岩瀬の森
   ㈣ 白山神社と竜田神社
   ㈤ 終章


Ⅱ 日本文学の原点
    〇はじめに
 一 五十嵐力博士著『国語の愛護』の再評価
     〇はじめに
   ㈠ 『国語の愛護』の内容と構成
     〇序言について
    第一 子供を相手のつもりで試みに国語を大事にすべ
       きことを語る
    第二 部分品
    第三 国語国文教育の重要なる着眼点を論ず
    第四 国語の愛護
    第五 ウェーリー氏の『英訳源氏物語』を読む
    第六 貰うか、与えるか
    第七 雄弁そぞろごと
    第八 教育家としての坪内逍遥先生
   ㈡ 『国語の愛護』に学ぶ

 二 『源氏物語』「須磨」の巻をめぐる
      ─人生の真実、「須磨」の巻の味わい─
     〇はじめに
   ㈠ 長の別れに際する感慨
   ㈡ 身の浮き沈みへの思いと主従の心
   ㈢ 亡き人を思う心情と嘆き
   ㈣ 雅な源氏の盛衰の姿と厭世観
   ㈤ 光源氏の孤独
   ㈥ 別れの悲嘆を増す香りの記憶
   ㈦ まだ「子の道」に惑わぬ年若い父、源氏
   ㈧ 胸を打つ帝の朧月夜への心情
   ㈨ 秋の景色と心情を織り込んだ名文の味わい
   ㈩ 源氏主従の歌四首に託された心と深い絆
   (十一)月を眺める思い、今むかし
   (十二)道真の詩に暗示された源氏と作者の無常の思い
     〇結び

 三 古典学習への道─増淵勝一氏著『源氏物語をめぐる』をめぐる─
   ㈠ 本書の構成
   ㈡ Ⅰ『源氏物語』をめぐる 読みどころ
   ㈢ Ⅱ 紫式部をめぐる について
   ㈣ Ⅲ『源氏物語』周辺の作品探究
   ㈤ 結語─感動と面白さを探る道しるべ


Ⅲ 日本文化の紹介 
   ㈠ はじめに
   ㈡ 日本文化の紹介と横須賀日米夫人会
 一 書道
   ㈠ 「書道」の紹介について
   ㈡ 実践と内容
   ㈢ 書道の紹介を終えて
 二 着物と着付け
   ㈠ 着物について
   ㈡ 日米夫人会で「着物と着付け」を取り上げた経緯
   ㈢ 着物と着付けの紹介
   ㈣ 実践と内容
   ㈤ 「着物と着付け」の体験講座を終えて
 三 短歌と若山牧水
   ㈠ 若山牧水の紹介
   ㈡ 横須賀日米夫人会
   ㈢ 牧水の紹介について概要
   ㈣ 説明内容についての報告
   ㈤ 牧水の紹介を終えて
 四 縁日を楽しむ「田戸台まつり」
   ㈠ 日本文化の紹介「まつり」
   ㈡ 横須賀日米夫人会
   ㈢ 「田戸台まつり」の紹介
   ㈣ 実践と内容
   ㈤ 会員の感想
   ㈥ 「田戸台まつり」を終えて
 五 『伊勢物語』を薦める
   ㈠ 古典文学『伊勢物語』の紹介
   ㈡ 『伊勢物語』を薦める
   ㈢ 『伊勢物語』の紹介を終えて
 六 月見について
   ㈠ 日本の行事「月見」
   ㈡ 日米夫人会英会話グループの
        「ウエルカムパーティー」
   ㈢ 月見について
   ㈣ 月見に団子を供えるのはなぜか
   ㈤ 月見の紹介を終えて
 七 和のキルト─Japanese Quilt─
   ㈠ 日本のパッチワーク・キルト
   ㈡ 横須賀パッチワーク・キルト協会
   ㈢ 横須賀国際交流協会
   ㈣ 紹介の場
      「ジャパン フェスティバル イン よこすか」
   ㈤ 「和のキルト」紹介の実践
   ㈥ 「和のキルト」の紹介を終えて

    所収論文発表要目
    あとがき
    索引

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