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研究書(文学系) 詳細
内侍所御神楽と歌謡
書名かな | ないしどころみかぐらとかよう |
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著者(編者)名 | 中本真人 著 |
著者(編者)名かな | なかもとまさと |
ISBNコード | 978-4-8386-0739-6 |
本体価格 | 12,000円 |
税込価格 | 13,200円 |
判型 | A5判上製カバー装 |
頁数 | 312頁 |
刊行日 | 2020年12月25日 |
在庫 | 品切れ中 |
延引と追行を繰り返しながら継続したのか?
【目 次】
凡例
序説
第一章 内侍所御神楽の変容
はじめに
一 『枕草子』『紫式部日記』の時代の御神楽
二 『徒然草』の時代の内侍所御神楽
三 内侍所御神楽の空間の変容
四 内侍所御神楽の次第の変容
五 内侍所御神楽の御所作
おわりに
第二章 研究史の諸課題と本書の構成
はじめに
一 中世の内侍所御神楽研究の課題
二 図像資料に基づく内侍所御神楽研究
三 本書の構成
おわりに
第一部 堀河朝の王朝儀礼と芸能
第一章 御神楽の拍子の家、多氏の成立
はじめに
一 舞の家、御神楽の拍子の家としての多氏
二 御神楽をめぐる多氏の立場
三 近衛官人の多氏
四 十一世紀の秦氏、下毛野氏
おわりに
第二章 堀河朝の内親王と芸能見物
はじめに
一 永長大田楽と見物の人々
二 芸能を愛好する内親王
三 堀河朝の御神楽における散楽
四 内侍所御神楽と中宮女房の船遊び
五 堀河天皇の和琴奏楽
おわりに
第三章 斎院御神楽と賀茂斎王
はじめに
一 斎院相嘗御神楽の成立
二 臨時の斎院御神楽
三 斎王令子内親王と関白藤原師実
おわりに
第四章 神楽歌の秘曲「宮人」をめぐって
はじめに
一 中世の神楽歌「宮人」の位置
二 神楽譜からうかがえる「宮人」の性格
三 院政期における多氏と神楽歌
四 堀河天皇と神楽歌「宮人」
五 三ヶ夜内侍所御神楽と神楽歌「宮人」
六 多好方と神楽歌「宮人」の秘曲化
おわりに
第二部 平安期の大嘗会の神楽歌
第一章 大嘗会和歌の神楽歌と清暑堂御神楽の変容
はじめに
一 大嘗会和歌の「風俗神歌」「神歌」の歴史的展開
二 清暑堂御神楽の「神楽歌」と「神歌」
三 鳥羽天皇大嘗会における神楽歌
四 『袋草紙』の風俗歌十首
五 大嘗会卯日の儀の稲舂歌
六 大嘗会風俗歌の神楽歌
おわりに
第二章 大嘗会の楽所における風俗歌舞の制作と奏楽
はじめに
一 平安期の大嘗会の芸能者の変容
二 鳥羽天皇の大嘗会の芸能の次第
三 院政期の大嘗会風俗歌舞の制作
四 大嘗会における楽所行事の位置
五 大嘗会における楽所の活動
おわりに
第三部 鎌倉時代の内侍所御神楽とその周辺
第一章 熊野御幸の里神楽・御神楽と芸能
はじめに
一 『修明門院熊野御幸記』にみられる里神楽
二 熊野御幸の里神楽の八女
三 『後鳥羽院・修明門院熊野御幸記』の里神楽
四 熊野御幸の馴子舞
五 熊野御幸の猿楽と白拍子
六 後白河院の熊野御幸の芸能
おわりに
第二章 順徳天皇と内侍所御神楽
はじめに
一 内侍所御神楽に臨席する順徳天皇
二 内侍所御神楽の無能召人
三 順徳天皇の内侍所御神楽に対する不満
四 内侍所御神楽の所作人の不足
五 後鳥羽院政期の御神楽に対する意識
六 『禁秘鈔』における内侍所御神楽の位置
おわりに
第三章 中世歌謡化する神楽歌
はじめに
一 神楽歌と今様
二 中世の神楽歌と伊勢信仰
三 蒙古襲来と倒幕の時代の神楽歌
おわりに
第四章 後醍醐天皇と内侍所御神楽
はじめに
一 内侍所御神楽における後醍醐天皇の御所作
二 歴代天皇の内侍所御神楽の御所作
三 三ヶ夜内侍所御神楽と「昼目歌」
四 『建武年中行事』の内侍所御神楽
おわりに
第四部 南北朝動乱の中の御神楽
第一章 持明院統の院と新宮御神楽
はじめに
一 新宮御神楽の次第
二 両統迭立期の新宮御神楽
三 新宮御神楽をめぐる持明院統と後醍醐天皇
四 南北朝期の新宮御神楽
五 持明院殿焼亡後の新宮御神楽
おわりに
第二章 南北朝内乱と内侍所御神楽
はじめに
一 暦応年間の北朝の内侍所御神楽
二 観応の擾乱までの内侍所御神楽
三 正平一統と両統の交渉
四 賀名生皇居の内侍所御神楽
五 後村上天皇の神楽歌の御所作
おわりに
第三章 後光厳朝の内侍所御神楽
はじめに
一 北朝の内侍所御神楽の継続
二 北朝の内侍所御神楽の混乱
三 南北朝合一までの内侍所御神楽
四 臨時御神楽、恒例御神楽に対する意識
おわりに
第四章 神鏡不在の内侍所御神楽
はじめに
一 正平一統後の内侍所御神楽
二 「如在」の先例
三 二条良基と神鏡、内侍所御神楽
四 北朝の内侍所御神楽の観客
五 足利将軍と内侍所御神楽
おわりに
あとがき
掲載図版一覧
索引