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古本節用集の総合的研究_書影

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古本節用集の総合的研究

書名かな こほんせつようしゅうのそうごうてきけんきゅう
著者(編者)名 高橋忠彦/高橋久子 著
著者(編者)名かな たかはしただひこ/たかはしひさこ
ISBNコード 978-4-8386-0781-5
本体価格 27,500円
税込価格 30,250円
判型 A5判上製函入
頁数 上巻780頁 下巻732頁
刊行日 2023年8月4日
在庫 有り
本書は、既刊の『いろは分類体辞書の総合的研究』(二〇一六)と『意味分類体辞書の総合的研究』(二〇二一)と同じく、室町時代の辞書研究を主題とする論文集である。
前著二冊で論じた、いろは分類体の色葉字類、意味分類体の和名集類、そして本書のいろは分類と意味分類を兼ねた節用集類の三者を概観することで、室町時代に多様に発展した国語辞書の全体像を見渡すことができる。
【目 次】
〈上巻〉
1 古本節用集総論
〔第一部 伊勢本の研究〕
2 伊勢本系節用集諸本の分類
3 伊勢本系節用集諸本の主要編纂資料
4 伊勢本系節用集諸本の増補資料
5 大谷大学本と正宗文庫本の系統関係について
6 種徳堂本の位置
7 伊京集類の系統について
8 伊京集と桂本佚名古辞書
9 伊京集と運歩色葉集の関係について
10 伊勢本系節用集と御成敗式目
11 龍門文庫蔵室町中期写本の位置
12 天正十八年本類の編纂資料と諸本の系統
13 辞林枝葉編纂の基礎資料
14 辞林枝葉の二本の関係について
      ─宮城本と尊経閣本─
15 辞林枝葉と聚分韻略・大広益会玉篇
      ─辞林枝葉の編纂補綴資料について─
〔第二部 印度本の研究〕
16 印度本節用集原撰本の編纂資料 其一
17 印度本節用集原撰本の編纂資料 其二
18 弘治二年本類諸本の系統について
19 弘治二年本類と永禄五年本類の関係
20 弘治二年本節用集の編纂資料 其一
      ─図書寮零本現存部分の検討─
21 弘治二年本節用集の編纂資料 其二
      ─図書寮零本欠落部分の検討─
22 永禄二年本類諸本の系統について
23 永禄五年本類の増補資料と系統
24 五辻本・経亮本・前田本節用集の編纂補綴資料

〈下巻〉
〔第三部 乾本の研究〕
25 易林本節用集と色葉字訓
26 易林本節用集と新撰類聚往来
27 易林本編纂に関与した伊勢本について
28 易林本節用集と法華経
29 易林本節用集の漢字字体について
30 易林本節用集と大広益会玉篇
〔第四部 中世語彙と古本節用集〕
31 中世国語辞書の特質と研究法
32 中世辞書の再検討
33 室町期辞書の研究史と課題
34 古辞書における茶の異名
35 文明本節用集に見える茶の異名
36 漢語の表記と古辞書の位相─「牓示」の場合─
37 漢語の表記と古辞書の位相─「燈籠」の場合─
38 漢語の表記と古辞書の位相─「蠟燭」の場合─
39 漢語の表記と古辞書の位相─「要脚」の場合─
40 漢語の表記と古辞書の位相─「掃除」の場合─
41 漢語の表記と古辞書の位相─「豆腐」の場合─
42 和語の表記と古辞書の位相─「ほかゐ」の場合─
43 漢語と古辞書
あとがき

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