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教材 詳細
文学交流入門
書名かな | ぶんがくこうりゅうにゅうもん |
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著者(編者)名 | 青山学院大学文学部日本文学科 編 |
著者(編者)名かな | あおやまがくいんだいがくぶんがくぶにほんぶんがくか |
ISBNコード | 978-4-8386-0659-7 |
本体価格 | 1,500円 |
税込価格 | 1,650円 |
判型 | A4判並製 |
頁数 | 128頁 |
刊行日 | 2023年9月1日 |
在庫 | 在庫あり |
〈文学交流〉とは
この本では、「文学交流」を「異文化に立脚した文学相互の〈双方向〉的交流」と定義し、一つの研究分野として、幅広い時間・空間の中で、さまざまな角度から、かつ体系的に考察します。このような意味での「文学交流」を、この本では 〈文学交流〉と表記します。そして、〈文学交流〉の研究は、文学を通じて、異文化間の〈相互理解〉 (“相互誤解”も含めて) が、過去から現在まで、また広い地域間でどのように行われてきたかを解明し、未来の〈相互理解〉に貢献することをめざします。
はしがき─この本を読む人のために
Ⅰ 〈文学交流〉とは何か
〈文学交流〉という視点
〈文学交流〉の理論
─column─ グローバリゼーションとグローカリゼーション
Ⅱ 〈文学交流〉の歴史
Ⅱ 〈文学交流〉の歴史
奈良時代〔6~8世紀〕の〈文学交流〉
平安時代〔9~12世紀〕の〈文学交流〉
中世〔13~16世紀〕の〈文学交流〉
近世〔17、18世紀〕の〈文学交流〉
近代〔19、20世紀前半〕の〈文学交流〉⑴
近代〔19、20世紀前半〕の〈文学交流〉⑵
Ⅲ 翻訳という〈文学交流〉
翻訳の理論
海外から日本へ
日本から海外へ
翻訳文学とコンテクスト
Ⅳ 〈文学交流〉に生きた近代の文学者たち
ラビンドラナート・タゴール〔1861-1941 インド〕
エイミー・ローウェル〔1874-1925 アメリカ合衆国〕
アデレイド・クラプシー〔1878-1914 アメリカ合衆国〕
魯迅〔1881-1936 中国〕
周作人〔1885-1967 中国〕
謝六逸〔1898-1945 中国〕
ケネス・レクスロス〔1905-82 アメリカ合衆国〕
─column─ スレチュコ・コソヴェル
〔1904-26 スロベニア〕
〔1904-26 スロベニア〕
─column─ 植民地朝鮮から青山学院に留学した詩人たち
Ⅴ 〈文学交流〉の広がり
〈文学交流〉としての神話
アジアの説話交流
日本と中央アジアの伝承の類似
インド僧・菩提遷那の〈文学交流〉
─天平文化と『南天竺婆羅門僧正碑并序』
─天平文化と『南天竺婆羅門僧正碑并序』
─column─ たましいのありか
─古今東西における壺の象徴性
─古今東西における壺の象徴性
─column─ 『平家物語』と『シャー・ナーメ』に関する
比較研究の状況
比較研究の状況
Ⅵ 日本と諸地域の〈文学交流〉
世界の中の日本語・日本文学
日本と中国の東北地方─「満州」時代の知識人及び
東北地域の日本語教育
東北地域の日本語教育
日本と上海─日中の文学者の対面交流
日本と台湾─「帝国」の狭間にあって
日本と太平洋地域─日本統治時代に始まった交流の光と影
日本とインド
─宮沢賢治とロビンドロナト・タゴールの活動と貢献
─宮沢賢治とロビンドロナト・タゴールの活動と貢献
─column─ 親日トルコと日本の〈文学交流〉
─column─ 日本文学とラテンアメリカ文学の交流
日本とカリフォルニア─強制収容所と海紅俳句
日本とカナダ─日本とカナダの古典文学
日本とフランス─レオン・ド・ロニーと『詩歌撰葉』
日本とドイツ─エルヴィン・フォン・ベルツのことなど
日本とスロベニア─民族のエネルギーと普遍性
─column─ ミロシュ・ツルニャンスキーと
『日本の古歌』〔セルビア〕
『日本の古歌』〔セルビア〕
─column─ ポーランドと日本との〈文学交流〉
─column─ 日本とウクライナ
Ⅶ 〈文学交流〉を学ぶために
日本文学研究のための中国語
日本文学研究のための英語
─世界との対話のための英語による日本文学研究
─世界との対話のための英語による日本文学研究
あとがき