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研究書(文学系) 詳細
源氏物語を読むための25章
書名かな | げんじものがたりをよむための25しょう |
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著者(編者)名 | 河添房江・松本 大 編 |
著者(編者)名かな | かわぞえふさえ・まつもとおおき |
ISBNコード | 978-4-8386-1009-9 |
本体価格 | 2,500円 |
税込価格 | 2,750円 |
判型 | A5判並製カバー装 |
頁数 | 332頁 |
刊行日 | 2023年10月1日 |
『源氏物語』をより専門的に読んでみたいと思う大学生・大学院生や中高の教員、一般の方々に向けて、研究のおもしろさを伝える。一つの巻を中心にテーマ別に論じたものを巻順に並べた25章(桐壺巻~浮舟巻)からなる『源氏物語』研究ガイドブック!
はじめに 河添房江
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1 桐壺巻×歴史
歴史的研究の課題と展望 今井 上
2 桐壺巻×国語教育
「長恨歌」との比較から桐壺更衣の人物像を読む
古屋明子
3 帚木巻×仏教
仏典精査の研究を基礎づける 松岡智之
4 帚木巻×噂・名・メディア
噂から読む、『源氏物語』の物語観 水野雄太
5 空蟬巻×本文
本文とは何か 新美哲彦
6 若紫巻×書誌学
書物が教えてくれること 佐々木孝浩
7 若紫巻×絵画
若紫巻の源氏絵 稲本万里子
8 紅葉賀巻×注釈
よォーこそ、注釈の世界へ 松本 大
9 花宴巻×作者・紫式部
藤原道長家と「源氏」の物語 中西智子
10 賢木巻×現代語訳
「現代」の言葉で古典をどう再現するか 大津直子
11 須磨巻×漢詩文
訓読という回路を使って漢詩文世界とつながる
長瀬由美
12 澪標巻×動物・鳥
海辺の鳥から四季の鳥へ 草野 勝
13 蓬生巻×建築・調度・庭園
寝殿造の廃墟の美学 倉田 実
14 薄雲巻×語り
作中人物と語り手の「話声(narrative voice)」
を聴きとる 陣野英則
15 薄雲巻×儒教・孝
物語に見る「御学問」と儒教的「孝」 趙 秀全
16 玉鬘巻×衣装
衣装表現を読むということ 畠山大二郎
17 行幸巻×先行作品
大原野行幸の贈答歌と『伊勢物語』 吉野 誠
18 梅枝巻×唐物
唐物から国風文化論へ 河添房江
19 若菜上巻×自然・風
女三の宮降嫁と密通事件に表れる〈風〉 山際咲清香
20 若菜下巻×音楽
平安時代の音楽と物語の音楽 西本香子
21 夕霧巻×皇女
「紫の上の述懐」と皇女の生 本橋裕美
22 幻巻×和歌
作中歌・引歌・歌ことば 鈴木宏子
23 匂宮巻×薫物・香
「その道の人」匂宮の前栽へのまなざし 田中圭子
24 竹河巻×通過儀礼
通過儀礼と皇位継承から竹河巻を読み直す 高橋麻織
25 浮舟巻×女性・ジェンダー
「女」の位置をめぐる浮舟という行為体 斉藤昭子
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参考文献・データベース・サイト一覧 草野 勝