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注釈書・単行本など 詳細
大和の大王家の姓と聖徳太子の死の真相
─万葉集や伝承の語る王朝交代の七世紀
書名かな | やまとのおおきみけのせいとしょうとくたいしのしのしんそう―まんようしゅうやでんしょうのかたるおうちょうこうたいのななせいき |
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著者(編者)名 | 中島 紀 著 |
著者(編者)名かな | なかじまただし |
ISBNコード | 978-4-8386-1011-2 |
本体価格 | 2,000円 |
税込価格 | 2,200円 |
判型 | 四六判上製カバー装 |
頁数 | 180頁 |
刊行日 | 2023年10月25日 |
在庫 | 有り |
王朝交代は七世紀に起こった。そして勝者によって書かれた『日本書紀』が、オーソドックスとなる。一方旧大王家の後裔は、微妙なカムフラージュを施した『万葉集』の和歌の形で、歴史の真相を残そうとした。和歌や『今昔物語』などの伝承を参照すると、この時代が明らかになる。重要なのは、聖徳太子の死の真相である。
序
第1章 『記紀』を批判的に読まなければならない理由
1 和銅元年の禁書令の再発布
2 伝承継承者への弾圧とその粛清
3『古今和歌集』仮名序と禁書の現存可能性
第2章 大和大王家の姓と柿本人麻呂の歌
1 聖徳太子の御名
2 人麻呂の『百人一首』の歌
3 小野氏の四分割
4『万葉集』が歴史を語る理由と山柿の門
第3章 王朝交代期の歴史
1 聖徳太子の四十九歳の死
2 雄略天皇と舒明天皇の同一性
3 聖徳太子妃だった皇極天皇
4 斉明天皇の九州親征の目的
5 中大兄と古人大兄の盟約
6 持統天皇と旧日神の遷座
第1章 『記紀』を批判的に読まなければならない理由
1 和銅元年の禁書令の再発布
2 伝承継承者への弾圧とその粛清
3『古今和歌集』仮名序と禁書の現存可能性
第2章 大和大王家の姓と柿本人麻呂の歌
1 聖徳太子の御名
2 人麻呂の『百人一首』の歌
3 小野氏の四分割
4『万葉集』が歴史を語る理由と山柿の門
第3章 王朝交代期の歴史
1 聖徳太子の四十九歳の死
2 雄略天皇と舒明天皇の同一性
3 聖徳太子妃だった皇極天皇
4 斉明天皇の九州親征の目的
5 中大兄と古人大兄の盟約
6 持統天皇と旧日神の遷座
7 物部守屋の反乱の謎
第4章 聖徳太子の最期
第4章 聖徳太子の最期
1『万葉集』における太子の最期
第5章 和邇の分裂
1 軍王の歌
2 『日本書紀』の童歌
第6章 善光寺にまつわる謎
1 御詠歌
2 ご本尊一光三尊阿弥陀如来
3 聖徳太子と善光寺如来
第7章 紀氏について
1 膳部菩岐岐美郎女
2 紀皇女
3 紀清人
第8章 天武天皇について
1 婚姻関係と子ら
2 国譲りをした天武天皇
第9章 『百人一首』の関連の歌
1 『百人一首』と王朝交代期
2 諸々の文献における冒頭
第10章 聖徳太子関連の挽歌と哀傷歌
1 片岡山の飢え人に関する歌
第11章 大津皇子の変と万葉集
1 大津皇子
第5章 和邇の分裂
1 軍王の歌
2 『日本書紀』の童歌
第6章 善光寺にまつわる謎
1 御詠歌
2 ご本尊一光三尊阿弥陀如来
3 聖徳太子と善光寺如来
第7章 紀氏について
1 膳部菩岐岐美郎女
2 紀皇女
3 紀清人
第8章 天武天皇について
1 婚姻関係と子ら
2 国譲りをした天武天皇
第9章 『百人一首』の関連の歌
1 『百人一首』と王朝交代期
2 諸々の文献における冒頭
第10章 聖徳太子関連の挽歌と哀傷歌
1 片岡山の飢え人に関する歌
第11章 大津皇子の変と万葉集
1 大津皇子
2 石川郎女
第12章 旧大王家の知性
1 和歌の持つ多重性
2 旧大王家の後裔
終わりに
参考引用文献
第12章 旧大王家の知性
1 和歌の持つ多重性
2 旧大王家の後裔
終わりに
参考引用文献