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平安日記文学と歴史の理論

―ベンヤミン的視点から―
書名かな へいあんにっきぶんがくとれきしのりろん―べんやみんてきしてんから―
著者(編者)名 鹿島 徹 著
著者(編者)名かな かしまとおる
ISBNコード 978-4-8386-1012-9
本体価格 3,000円
税込価格 3,300円
判型 四六判上製カバー装
頁数 248頁
刊行日 2024年1月15日
在庫 有り

日本古典文学を哲学者の視点から読み解く――。

 第二次大戦中、ナチスからの逃亡中に自死したドイツの哲学者、ヴァルター・ベンヤミン。
 先の大戦を上回る規模の世界戦争勃発が不可避となった事態に衝撃を受けたベンヤミンは、従来とはまったく異なる「歴史の概念」を提唱すべく、「歴史哲学テーゼ」を後世に遺した。
 本書は、このベンヤミンから多大な影響を受けた哲学者である著者・鹿島徹が、ベンヤミン的視点から日本古典文学を読み解く試みである。
 『土佐日記』『蜻蛉日記』を軸に、哲学者の視点から見る「物語」とはどのようなものか。哲学者の目から「物語」を考えた時、私たちにとっての「物語」の見え方も変わってくるのかもしれない。



凡例

Ⅰ 土左日記
 一 過去の痕跡との出会い ―ベンヤミンと『土左日記』
 二 船のなかの「見えない」人びと
 三 「日記」を書く者―ヴィトゲンシュタインと紀貫之
 四 楫取と船君―逆なでに読む『土左日記』
 五 仮名文とナショナリズムと
    ―『土左日記』の〈虚実〉問題・再考

 蜻蛉日記
 一 町の小路の女のみちを歩く―室生犀星と『蜻蛉日記』
 二 家父長制と「女の自伝」
 
三 物語るということ―道綱母とイサク・ディーネセン
 四 異形のひと

 歴史の理論と物語

  一 物語の衰退をめぐって―リクールとベンヤミン
 二 物語り行為と歴史の理論―リクール歴史理論の射程
 三 歴史の記述を考える
     ―ベンヤミン「歴史の概念について」
 四 「物語が消えた……」田中小実昌『ポロポロ』



あとがき

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