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研究書(語学系) 詳細

9784838607990

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感謝表現の発想法と歴史

書名かな かんしゃひょうげんのはっそうほうとれきし
著者(編者)名 田島 優 著
著者(編者)名かな たじままさる
ISBNコード 978-4-8386-0799-0
本体価格 11,000円
税込価格 12,100円
判型 A5判上製カバー装
頁数 424頁
刊行日 2024年12月1日
在庫 有り


  目次

はじめに
第一部   感謝表現の歴史
  第一章   感謝表現研究の先覚者
    第一節 柳田国男と感謝表現研究(『毎日の言葉』)
    第二節 新村出と柳田国男
    第三節 新村出の感謝表現研究と
         柳田国男の感謝表現研究
    第四節 『毎日の言葉』における感謝表現に
         ついての記述
      四・一 「オ礼ヲスル」
      四・二 「有難ウ」
      四・三 「スミマセン」
      四・四 「モッタイナイ」
    第五節 『日葡辞書』における感謝を表す語(表現)

  第二章   上代・中古のカタジケナシ
    第一節 カタジケナシの語源
    第二節 宣命におけるカタジケナシ
    第三節 宣命におけるミ形「カタジケナミ」(一)
    第四節 宣命におけるミ形「カタジケナミ」(二)
    第五節 平安朝物語のカタジケナシ
    第六節 カタジケナシとカシコシ

  第三章   中世の感謝表現
    第一節 和漢混淆文における感謝表現
    第二節 漢語系感謝表現の源流
    第三節 狂言の感謝表現
    第四節 狂言における上からの申し出に対する表現

  第四章   近世前期の感謝表現
    第一節 アリガタイの登場
    第二節 『男色大鑑』におけるカタジケナイ
    第三節 近松作品におけるアリガタイ
    第四節 上から下への感謝表現クヮブンの確立
    第五節 カタジケナイの双方向性

  第五章   近世後期から近現代にかけての感謝表現
    第一節 江戸でのアリガタイの浸透
    第二節 江戸でのオオキニの誕生
    第三節 京におけるダンダン
    第四節 京におけるオオキニ
    第五節 配慮を伴った感謝表現
    第六節 スミマセンにおける謝罪表現化
         並びに感謝表現化
    第七節 ドウモについて
    第八節 サトウの『会話篇』におけるドウモなどの
         言いさし表現
    第九節 ドウモと挨拶表現

第二部    「冥加」系感謝表現とその周辺
  第一章   ミョウガナイ(冥加ない)をめぐって
    第一節 ミョウガナイ(冥加ない)のナイについて
    第二節 ミョウガナイの二義性
    第三節 ②の用例に対する注釈書での扱い
    第四節 ナシ(ナイ)の正体
    第五節 辞書における①の用例について
    第六節 辞書における②の他の用例について
    第七節 解釈の揺れについて

  第二章   モッタイナシ(勿体なし)について
    第一節 モッタイナシ(勿体なし)と
         シャウダイナシ(正体なし)
    第二節 モッタイナシの意味と表記

  第三章   近世前期におけるミョウガ(冥加)に
         関わる表現

  第四章   ミョウリニツキル(冥利に尽きる)の
         意味変化

  付章    別れの挨拶表現の成立とシステム変化

   おわりに 感謝表現の歴史と方言の分布
   参考文献
   本書の基盤となった論考
   あとがき


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