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王朝文学のたたずまい 書影

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王朝文学のたたずまい

書名かな おうちょうぶんがくのたたずまい
著者(編者)名 川村裕子 著
著者(編者)名かな かわむらゆうこ
ISBNコード 978-4-8386-0810-2
本体価格 11,000円
税込価格 12,100円
判型 A5判上製カバー装
頁数 366頁
刊行日 2025年8月18日

本書『王朝文学のたたずまい』においては、著者川村裕子氏を貫く研究意識と多様な手法、そして熱意に触れることができる。本書が氏自身の「たたずまい」を現していると感じる読者は、私だけではないだろう。長い病を克服され、本書を世に問われたことに胸が熱くなる。心から祝福して推薦のことばにかえたい。     
     京都先端科学大学 国際学術研究院 教授 山本淳子

凡例
推薦のことば―山本淳子

 はじめに

第一編 文化のたたずまい
 第一章 『蜻蛉日記』の身体
  第一節 『蜻蛉日記』の生理
        ―角田説の検討を中心に―
  第二節 『蜻蛉日記』の生理描写と更年期
 第二章 手紙・装束の表現
  第一節 文付枝という文化
        ―『蜻蛉日記』の「うつろひ菊」を中心に―
  第二節 『とはずがたり』の紙と文
        ―有明の月をめぐって―
  第三節 『蜻蛉日記』下巻「遠度求婚譚」の文を読む
  第四節 『源氏物語』と『蜻蛉日記』に於ける改服

第二編 日記文学のたたずまい
 第一章 日記文学のことば
  第一節 歌を囲むことば
        ―『土佐日記』から『蜻蛉日記』へ―
  第二節 王朝の武蔵野
        ―『更級日記』の読書方法に触れて―
 第二章 『和泉式部日記の表現』
  第一節 『和泉式部日記』の背景
        ―「つれづれ」「はかなし」をめぐって―
  第二節 『和泉式部日記』と帥宮挽歌群における
        悲哀の方法―視覚と聴覚―
  第三節 『和泉式部日記』に於ける帥宮像

第三編 和歌のたたずまい
 第一節 屏風歌について
 第二節 『拾遺集』の新しさ―雑春・雑秋をめぐって―
 第三節 翻刻『拾遺集口伝』

第四編 一般普及のたたずまい
 第一節 古典文学普及のための〈加工〉
 第二節 一般普及としての活動
 第三節 王朝挿絵一覧表

論文まとめ
おわりに
初出一覧






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